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番外編 ママの気持ち

2013年2月12日 (火)

「神様のカルテ」「神様のカルテ2」を読んで

長く病院に通っていると、色々なことをして頂けるのがだんだん当たり前のようになってきてしまって、つい感謝の気持ちを忘れてしまいます。独善的になって、ちょっとしたトラブルに対して、必要以上に攻撃的な気持ちになってしまうこともあります。

そんな時に、「神様のカルテ」を読むと心が洗われます。

過酷な労働環境で真摯に医療に取り組む主人公の栗原医師は、「良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬である」というセオドア・ソレンソンの言葉を座右の銘としています。

医師からすれば、患者は、普段は散々頼るだけ頼っておいて、いざ何かミスがあると、掌を返すように糾弾する存在たりえます。

人の感謝や理解に依存するのではなく、自分自身の良心をみちしるべに行動する。こうした医師は、物語の中だけではなく、実際に長男がお世話になっている病院にも間違いなくいらっしゃいます。

愛想笑いはしないけれど、心の奥に、深い深い優しさを持った先生がいらっしゃいます。長男をニックネームで呼んでかわいがってくれる看護師さんたちがいらっしゃいます。

「多忙の中に置き去りにされていたささやかな記憶たちが、時間という化学変化を受けて、より鮮やかな色彩をもって立ち上がってくる。この心温まる記憶こそ、我々が医学という名の鑿と槌をもって、病魔の土から掘り起こした命の形なのではないかと思う。」

この栗原医師の考え方に、深く共感します。病院で過ごさなければならない時間は決まっています。避けては通れない時間なら、ささやかで心温まる記憶に囲まれて過ごしたい。

この本を折に触れて読み返し、いつも謙虚でいたいなと思ったのでありました。

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